海外の観客たちのため、舞台の左側に字幕モニターが設置されております。

作品紹介

秘密と想像が出会ったモダン・ファクション(faction)・ミュージカル「ファンレター」

「ファンレター」は、自由を抑圧されていた日本植民地時代の朝鮮文壇を代表する小説家の李箱（イ・サン）や金裕貞（キム・ユジョン）、そして文学を愛し情熱を抱いていた京城（現ソウル）の文人の集まり「九人会」をモチーフとし、当時のモダンなムードや芸術家たちの人生に想像力を加味したモダン・ファクション・ミュージカルだ。

1930年代の京城、ファンレターを機に文人たちの世界に足を踏み入れることになった作家志望生の成長を描いた物語で、当時の文人たちの芸術や恋模様を通して観る人に癒しと安らぎを与える。

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あらすじ

1930年代の京城。やり手の事業家セフンはカフェで休んでいたとき、驚くような話を耳にする。ヒカルという死んだ女性作家の小説が出版されるというのだ。知られざる彼女の正体も明かされるという。

セフンは、留置場に入れられている文人団体「七人会」のメンバーで小説家のイ・ユンを訪ね、その出版を中止してほしいと頼む。イ・ユンは本当の理由を明かさなければできないと言い、ヒカルの恋人だった小説家、キム・ヘジンが彼女に残した最後の手紙まで取り出して自慢する。セフンはその手紙を自分は見る必要があると言い、ヒカルについて話し始めるが…。